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「死ぬ自由」という名の救い----ネット心中と精神科医



「死ぬ自由」という名の救い----ネット心中と精神科医
「死ぬ自由」という名の救い----ネット心中と精神科医

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インターネット自殺

あの日の夜はその女の人とチャットしてた。
あの若い子人がしんじゃう数時間前くらい。他人は結局せっとくしてい。
たけど死んだ。その少しあとでその女の人もネット自殺した。面倒見ていた若い子が
未成年だったから、あの女の人は未成年は募集しないっていった。
いつでも死ねるし生きててもいいけどね。
未成年はまだ自分できめたらいけないきがするんだ。
成長してから自分の責任とか一応確認してから決めようと思う。
成人っていうのは人に成るんだと思うから。人になる以前なのに自殺はできないなぁ。

それできめてもいいかなとおもう。
こういうスタンスの人は今の日本に彼だけだ

「自傷」と言う行為を、その行動者を、治療者の立場からでもなく、巻き込まれている家族の立場からでもなく、ネタに一儲けしようとする(または決まりきった答えを得ようとする)ルポライターの立場からでもなく、著者は知人・友達・ちょっとした知り合いと言うスタンスまで近づき見て語る。
自傷する人たちやネット心中に走る人たちと共に語り、格好悪かった頃の自分を曝し、自分自身の体験を探る中で「ココロ系」から「カラダ系」へのバラダイムシフトが『自分を嫌い続ける苦しさ』からの唯一の脱出口なのだと著者は位置付ける。
ネット心中の心理的構造、自傷の現状と根底、精神科医(一部の心ない医師たちの立場であって欲しいと願うが)たちの実情など、本書以外では全く目にする事のできない『今の日本にとってかなり大きな問題のホントのところ』満載。
心のプロも、心のプロにならんとする方も、自分や周囲の心の問題で悩んでいる方も、必読間違いない。
精神科や自殺問題について考える

ネット心中のニュースが新聞に載るたびに理解出来ないと感じていたので、このタイトルに手が伸びたと思う。
その程度の知識から入って1冊読み終わって一番に感じたことは、
大切な人を自殺という形で別れざるをえなかった喪失感の大きさだ。
喪失感だけでなく無力感をもその人を襲うようにも感じた。
故に自殺を望む人たちの意志を尊重はするけれど、その前に見てほしい、考えてほしいことを何度も訴える。
精神科でのクスリの副作用
倦怠感に蝕まれるクスリではなく、カラダを見直す方法。
アタマが一杯一杯になったら、運動することで自律神経にもいいし自信にも繋がる運動をまづする。
子供を持つ親に対しても、プライドに固執しようとすることに嫌悪し、
子供といかに会話することが大切か怒りを混ぜ語る。
内にこもって迷っている人、大切な人が自己嫌悪に縛られている人
そういう人には★が5になるかもしれない


「自殺者」にとって対話可能な大人がいるか

いくらか自殺関連本を読んできた者から言わせてもらうと本書は異色の作品である。それは著者が自殺既遂もしくは未遂者と真剣に渡り合う意志を持っているからというよりは、自殺者の心理をある程度共有しているからではなかろうか。精神科医や自殺者の近親者といえども自殺者のことが全く理解不能であるため「自殺は逃避にすぎない」「他人に迷惑をかけるから自殺は悪だ」などと何百回も繰り返された決り文句で決着をつける輩があふれかえる中で著者は、自殺者の心理をある程度共有しつつも粘り強く対話の可能性を模索している。そこには自殺者を切り捨てる安易さも、目前の問題のみを切り抜けようとする無関心もない。ゆえに真剣に自殺を欲する者にとって著者は「未だに対話可能な大人」である。一読の価値ある本と言ってよいだろう。
ヌエみたいな本?

 一見、精神科医・精神医療に対する、痛烈な批判本。
 著者は、「自傷ラー」達と10年以上にわたって交流を続けてきたフリーライター。「精神科医に殺される前に僕の友達の話を聞いてくれ」に始まり、精神科医と患者の関係は監禁男と女の関係と同じ、日本の医療が自傷癖を治せない理由、...。

 「本気で」ネット心中したい人には、「ネット心中 シュミレーション小説」まで用意され、それはまた、ネット心中に至る人の心理を知りたい人のニーズを満たす。ネット心中は、通り魔殺人に近似し、それらは日本の「自爆テロ」と言い切り、1965年生まれの自分史と社会史を重ね合わせて描き、ネット心中・リスカ・オーバードーズの社会学的分析にもなっている。精神医療に過剰な期待をかける「自傷系」の人には、その限界をハッキリと伝え、自傷系の子どもに翻弄される親には伴走する覚悟を説く。多剤大量療法の批判を浴びる、精神医療を正当に批判している箇所もある。同時に、そんなことになりがちな理由も、さらりと、しかし、ちゃんと触れている。

 「自傷ラー」の嗜癖状態から抜け出したい人には、「ココロ系」から「カラダ系」へと説き、ネットや携帯は「脱社会」の人間関係を広げる武器でもあるが、そもそも「自己責任」で使うもの、とキッパリ。「自傷ラー」達を疎んじ本気で伴走しようとしない、社会や身近なヒト、辞めさせようとする、精神科医や大人たち...、彼らは、ネグレクターとイネーブラー、である。

 全体を通読するに、この本は、それぞれの立場から、いかようにも読めてしまう。よく出来ているなぁと感心してしまった。

 巻末には、2001年の信田さよ子氏との対談が納められ、本書は、著者の、嗜癖系からの「リカバリー宣言」の書??「一歩先行くヒト」(モデル)呈示の書、とも読める。




河出書房新社
生きちゃってるし、死なないし―リストカット&オーバードーズ依存症
明日、自殺しませんか―男女七人ネット心中 (幻冬舎文庫 し 22-1)
“消えたい”症候群―リストカットとオーバードーズ 生への処方箋を考える
自傷行為―私が私であるために
あなたの診察、録音しました。―精神科医との実況生中継! (ブログブックス)






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